2009年12月20日日曜日

長野いのちの電話

長野いのちの電話 15周年記念講演会に行ってきました。

生の河野さんを見るのは初めてです。
松本サリン事件の概要は報道で知っていたつもりでも、
やはりご本人から発せられる言葉は重みがある…ありすぎる。
鬼のようなワシの目に、うっすら涙が浮かびました。

河野さんが
「人を恨んだり憎んだりするのは、自分の人生をつまらなくする。」
と。だからオウムの人達を恨まないのだそうです。

見習いたいけど、なかなかできない。
でも、頭の隅に入れておきたい言葉でした。

また、絶望の淵にあるような状況に置かれた当時
傷つける人が多い中、何人かの方の言葉に救われた。
その救ってくれた方たちの実名・具体的な言葉を交えて 、
救われた思いに至ったエピソードをお話ししてくださいました。

長野いのちの電話は、ボランティアの相談員の方たちが
18ヶ月の研修(費用自己負担)を経て
交通費から無償で参加して運営されているとのこと。

話せる場所があることで
多くの方々が救われてきたのだろうと思います。

語る。それを親身になってひたすら聴く。
簡単そうでとても難しい。
その難しさと重要さが日増しに強くなっているこの頃であります。
 
  

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